損保ジャパン、タイからの訪日客向けに海外旅行保険をネット販売
2017.03.14
損害保険ジャパン日本興亜が、タイで訪日客向けの海外旅行保険のインターネット販売を始めました。
訪日客に的を絞った保険はタイでは初めての販売となります。ネット専用の割安な海外旅行保険を販売するモデルは、日本でも同社が早くから先駆けて行っていましたから、先見性はさすがといえます。
損保ジャパンの海外旅行保険off!のページ
タイと日本との関係。観光だけでなく商業交流も盛んに。
日本の皇室は室町時代の約600年前からタイの歴代王朝と親密な関係を持っており、この親密な関係が日本とタイの親密な関係の礎になっています。
また、日本はタイにとって最大の貿易額と投資額、援助額を持っている緊密な関係にあるため、タイの人々にとって日本はとても身近な国だと言えるのではないでしょうか。
日本からも多くの企業がタイに進出しており、タイの国内市場への商品供給をする他、タイはASEAN諸国への輸出拠点となっています。このような背景もあり、観光客以外にビジネスでの訪日客も今後も増えていくことが考えられます。
ネット専用で保険料を大幅に抑えた海外旅行保険
損害保険ジャパン日本興亜が今回タイで販売を始めた海外旅行保険の商品は、死亡保障100万バーツ(日本円で約330万円)の基本プランで保険料が1日200バーツとなっています。
これまで店頭で販売していた保険よりも死亡保障などを抑え、更にインターネット販売をすることにより保険料が約1/5近くに引き下げることを実現しました。保険料がここまで安くなったことは画期的で、タイの人たちにとっても保険加入の検討がしやすくなったと思います。
タイからの訪日観光客は11年比でおよそ6倍の約90万人に増加しており、2020年のオリンピックもあることから、ますます増えて行くことが予想されます。タイでの海外旅行保険の加入率は日本の約半分の25%程度であることを考えると、海外旅行保険の加入率アップはまだまだ期待できる状況にあると思います。
また、この海外旅行保険には医師に病状を伝えるためのタイ語・日本語通訳などの独自サービスも付加されています。海外からの旅行者が増えたことで、言語が異なる来院者とのコミュニケーションに困る病院・医院が増えていると聞きますから、海外旅行保険によってこのような言葉の不安が解消されることは、両国の関係者にとっても大きな安心に繋がりますね。
タイからの訪日客の方々には、安心して日本の旅を楽しむための1つのツールとして保険を活用してもらいたいものです。