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エイチ・エス損害保険が海外旅行保険をリニューアル。

2017.12.05

エイチ・エス損害保険は2018年1月1日始期の海外旅行保険より、海外旅行保険をリニューアルします。ブランド名の変更とともに、保険料も改定されます。

近場のアジア、短期旅行の保険料が安くなる

海外旅行保険「たびとも」
今回のリニューアルにより、同社の海外旅行保険のブランド名は「スマートネッとU」から「たびとも」に変わります。短い名前の方が覚えやすくて良いですね。

そして、今回のリニューアルにより保険料が変更となり、近場・短期の旅行については価格が値下げとなります。
近場の国(アジア諸国など)へ行く方は滞在期間も比較的短い傾向にあります。香港や韓国へは日帰りで行く方もいらっしゃるようですね。
滞在期間が短ければ、当然のことながら病気やケガなどの保険事故に遭う可能性も低くなります。

また、アジアは欧米諸国に比べれば治療費は安いので、保険会社側としては支払う治療費用保険金の額が少なく済みます。救援者費用に関しても同様に、支払う保険金が遠方よりは抑えられます。

以上のことから近場・短期の旅行は、遠方・長期の旅行に比べると保険事故のリスクが低いため、保険料の引き下げができたのでしょう。

安くなったからこそ、海外旅行保険には加入しましょう!

「保険料が安くなる=近場・短期の旅行はリスクが低くて安全」というわけではありません。たとえ短期間でも、事故に遭う可能性はあります。

また、アジア諸国は欧米諸国に比べると治療費が安いとはいえ、医療技術の進歩や人件費の高騰により医療費が高騰しています。
例えばエイチ・エス損害保険では、韓国での治療費用保険金として655万円支払っている事例もあります(同社HP「トラブル事例」より)。

無保険で渡航していたとすると、この医療費用を全額負担することとなります。多くの人にとってこの金額を自己負担するのはかなり厳しいでしょう。
たとえクレジットカード付帯の海外旅行保険に加入していてたとしても、治療費が655万円もかかれば補償金額が足りなくなります。
[外部参考ページ] クレジットカード付帯の海外旅行保険の活用法!

また、最近は円安傾向のため円換算での医療費が高くなっています。医療費の高騰に加えて円安のダブルパンチですね。

「近いし、短期旅行だから大丈夫だろう」と海外旅行保険に加入していなかった方も、保険料が手頃ならば、お守りだと思って是非加入して欲しいです。保険料がもったいないと思っていても、もし渡航先で病気やケガ等のトラブルに遭ってしまえば、保険料をはるかに超える出費になります。

1000円ちょっとの保険料で大きな安心が得られるわけですから、たとえ近場で短期の海外旅行であっても海外旅行保険には加入しておくようにしましょう。

(以下はニュース記事からの抜粋です)

エイチ・エス損保、海旅保険を「たびとも」に、近場は値下げ

「たびとも」のロゴ  エイチ・エス損害保険は11月20日、インターネット専用海外旅行保険「スマートネッとU」を「たびとも」にリニューアルするとともに、保険料金も改定した。
期間や目的地によっては料金を引き上げるケースもあるが、韓国や台湾などの近場・短期の旅行については料金を下げる。

例えば韓国の個人プランは3日間の場合、現行商品では1280円のところを1080円に引き下げる。来年1月1日以降に出発する旅行が対象で、スマートフォン用のアプリも提供する。


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