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損保ジャパン、香港人向けの訪日海外旅行保険を発売。日本観光客増に対応。

2017.07.10

損保ジャパン日本興亜のSOMPOホールディングスが、香港人観光客向けの海外旅行傷害保険を発売します。香港人に的を絞った海外旅行傷害保険は業界初でしょう。

保険加入率の低い訪日観光客が社会問題にも。

訪日観光客は、年々増加しています。東京オリンピックも控えており、訪日観光客は更に増えるでしょう。
訪日観光客の旅行保険加入率は3割程度と言われています。

保険未加入の訪日観光客が医療費を支払わずに帰国してしまうケースもあり、問題となっています。そのようなことを防ぐために、損保各社は訪日観光客をターゲットとした旅行保険を販売しています。

増える香港からの観光客をターゲット

日本政府観光局(JINTO)によると今年1〜5月の訪日香港人観光客は88万人。また、2016年には約184万人が日本を訪れています(2015年比20%増)。この数は、中国・韓国・台湾に続き第4位です。人口約735万人の香港から180万人以上が来日していると考えると、すごい数ですね。
また、香港から訪れる観光客の9割以上がリピーターであるというデータもあります。
訪日香港人にターゲットを絞ったサービスをすることで、これから新たに訪日を考えている方の不安が払拭できれば良いですね。

今後も増える訪日観光客の為に、細やかなサービスがある訪日観光客向けの旅行保険が開発されることを期待したいです。訪日観光客向けの旅行保険は、外国人の方だけでなく受け入れる日本側にとっても重要です。

訪日観光客が増えても「医療費踏み倒し問題が増えた」とか「言葉が通じないことで、トラブルが増えた」となれば、喜べないですよね。来日する方も受け入れる日本側も気持ち良くいられるように、訪日観光客に旅行保険が普及することを願います。

参考ページ:損保ジャパン日本興亜の海外旅行保険の分析

(以下はニュース記事からの抜粋です。)

 香港現地法人が1日、訪日香港人向けの海外旅行傷害保険を発売する。
渡航中の病気やけがによる入院手続きや通訳など補償範囲が広いのが特徴。インターネットで手続きが完結する。

 医療支援の日本エマージェンシーアシスタンスと提携し、日本滞在中に病気やけがをした場合に入院・通院手続きの支援や通訳、キャッシュレス治療など幅広いサービスを提供する。
レンタカーやWi―Fiレンタル、ショッピングなどに使える割引クーポンも支給する。


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