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海外で乗馬体験。もしもの時に海外旅行保険は使える?

2017.05.01

乗馬と海外旅行保険

最近、海外で乗馬をする方が増えています。
乗馬が組み込まれたツアーがあったり、乗馬ツアー専門の旅行会社もあります。日本にはない景色の中を馬に乗って走るのは、気持ち良いでしょうね。

海外旅行へ行く時には、多くの方が海外旅行保険への加入を考えると思います。
海外旅行保険では、スカイダイビングなどの「危険なスポーツ」に該当するスポーツをする場合には保険加入ができなかったり割増保険料が必要となりますが、乗馬は「危険なスポーツ」に該当しないので一般的な海外旅行保険に加入することができます。

最近ではインターネットから加入できる割安な海外旅行保険が人気です。
例えば、三井住友海上の「ネットde@とらべる」や損保ジャパン日本興亜の「新・海外旅行保険【off‼︎】」は格安な料金で出発当日まで加入できるということもあって、とても便利で人気があります。
両社とも大手損害保険会社なので、安心感もあってオススメできます。

ちなみに上記2社とも持病があると加入できませんが、持病がある方向けにAIG社では海外旅行保険を販売しています。
AIGの海外旅行保険
こちらですと持病があってもインターネットで加入でき、持病の悪化も補償されます(ただし保険期間が31日までに限られます)。

落馬事故の医療費は高額になりやすい。適切な保険で備えを。

乗馬はインストラクターの指導の元でなら初心者でも楽しむことができます。ですが、乗馬による事故が全く無いわけではありません。どんなに調教されている馬であっても、突然暴れたり噛み付いたりすることもあります。
実際に、海外で乗馬中にこんな事故がありました。

【乗馬中に起きた事故例】

①ハワイで乗馬中に落馬(医療費総額約540万円)
胸椎骨折・脊椎損傷と診断され15日間入院。家族が駆けつける。看護師が付き添い医療搬送。

②アメリカ本土で乗馬中に落馬(医療費総額1,000万円以上)
上腕骨・胸椎・肋骨骨折と診断され、現地病院からヘリコプターで設備が整った病院へ搬送後9日間入院・手術。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添い医療搬送。

このように、落馬をしてケガをすると非常に高額な医療費がかかります
海外での治療ですから医療費は全額自己負担です。
国によっては医療費の支払い能力がないと判断されれば、治療すら受けられないこともあります。海外旅行保険に加入しておいて高額な医療費に備えて欲しいと思います。

また海外旅行保険に加入するときは、保険金額の設定にも気をつけたほうがいいでしょう。②の落馬事故では医療費を保険だけでは賄えず、自己負担金も発生しました。
アメリカ等の医療費が高額な国では、万が一の時に保険で全ての医療費を賄えないことも考えられるので、現地の医療費の情報等を確認し、適切な保険金額(1000万円以上または無制限など)で加入しておいたほうがよいでしょう。
クレジットカード付帯の保険だけでは保障額が足らないことも十分にあり得ますのでお気を付けください。


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