プロが選ぶ火災保険ランキング

楽天損保が初のネット割引を導入。値上がりする火災保険ではネット型火災保険が注目。

2020.10.20

相次ぐ自然災害の発生で火災保険が毎年値上げをする中、楽天損保がインターネットからの申し込みで1割安くなる「ネット割」を導入する事になりました。
開始は2021年1月からで、代理店での相談後のネット申し込みも対象となります。

ここ数年毎年のように台風や豪雨のような自然災害が発生し、その影響で火災保険の値上がりが続いています。
2021年1月には更なる値上げが決まっていて、今回のネット割の導入は値上がりで増える家計の負担を軽減するための対策です。

自然災害の増加と新型コロナウィルスによる影響で注目されるネット申し込み

元々楽天損保は旧朝日火災海上保険で代理店型の損保です。
現在、楽天損保に限らずほとんどの火災保険が代理店等の直接契約となっていますが、代理店を通す場合、代理店に支払う手数料がかかります。
契約の手間や疑問点がすぐに解決出来る安心感は高いですが、保険料の相次ぐ値上げが続くとその手数料も大きな負担となります。

そこで注目されているのがインターネット申し込みです。
インターネットから直接申し込む場合、代理店手数料がかからず、店舗・人件費も削減出来るため、通常より安く契約することが可能です。

また、近年では新型コロナウィルスの流行により人との接触を極力減らした生活が求められています。
ネット契約であれば家で契約が完結できるため、感染リスクも抑えることができます。
今回は代理店での相談後のネット申し込みも割引の対象なので、対面を希望する人はどちらのメリットも享受できる形になっています。

家計への負担軽減のために注目したいもの

楽天損保の場合、楽天グループなのでポイントの活用も可能です。いわゆる「楽天経済圏」と言われるもので、楽天グループが展開する様々なサービスを日常生活で使う事で楽天ポイントを効率的に貯めて、それを使うことでお得に生活出来るというものです。

楽天ではすでにドライブアシストという自動車保険でネット割やポイントを導入していて、契約件数を伸ばしています。
今後の感染症の増加具合によって大きな経済的打撃も予想され、家計の負担は少しでも減らしたいという方も増えるでしょう。

保険料の見直しは家計の負担を考える上で重要な部分です。「割引」等の動向には今後も注目していきたいですね。

(以下はニュース記事からの抜粋です)

火災保険、楽天損保が初のネット割 値上げに対応

楽天損害保険は2021年1月から、住宅向けの火災保険について、契約者がインターネットで契約した場合の保険料を対面手続きより1割安くする。
災害の頻発で火災保険料は上昇が続き、契約コストの削減が急務となっている。

風水害の頻発で損保大手は火災保険料を2年連続で引き上げ、楽天も引き上げる方向だ。楽天はネット割引を活用して契約者の負担を抑える。代理店での相談後のネット申し込みも割引の対象とする。


« 火災保険コラム一覧へ戻る