火災保険はネットで入るのがお得。アンケートで見るネット加入型の火災保険のメリット・デメリット
2019.03.20
ジェイアイ傷害火災保険会社が、「住宅購入と火災保険に関するアンケート」の結果を公表しました。
インターネットからの加入が2番目に多かったという結果になり、銀行や不動産会社任せではなく自分で火災保険を選ぶ人が増えていることが分かりました。
ファイナンシャルプランナーという立場から今回のアンケート結果を解説し、ネット加入タイプの火災保険のメリットとデメリットについて書いていきます。
火災保険アンケートの結果について
アンケート内容は多岐に渡りますが、私が注目したのは「住宅購入で意識した自然災害」について、
・火災保険を選ぶ際に重視すること
・加入した火災保険をどこで知ったか
です。
この結果、意識する自然災害の1位は地震でした。
実はマグニチュード6以上の大地震の20%は日本で起きていると言われており、日本に住む以上地震のことは嫌でも意識しなくてはなりません。
次に火災保険で重視するのは、
1位が保険料の安さ
2位が補償の充実
3位が保険会社のブランド
という結果になりました。
火災保険は長期にわたり支払うものなので支払い総額は多額になります。
少しでも安く、そして安心出来る内容を選ぶ人が多いというのは納得の結果です。
最後に「火災保険をどこで選んだか」ですが、
1位は不動産会社からの案内で20.5%
2位はインターネットで調べたの18.7%
という結果になりました。
何を調べるにもインターネットが活躍する時代で、そのまま加入までインターネットで行う人が増えている事が伺えます。
ネット加入タイプの火災保険のメリットとは
少し前までは火災保険に入るというと、断トツで保険会社やローン会社からの紹介が多かったのですが、ここ最近は一気にネット加入の火災保険が人気になりました。
さきほども書いたにように、火災保険は長期で加入するため総額で見るとかなり高額な買い物になります。
すでに住宅購入で多額の資金を使っているのですから、少しでも保険料を抑えたいと考え、インターネットで検索したり比較検討して、良い火災保険を見つけて加入するという方が増えてきているのでしょう。
ネット加入タイプの火災保険は人件費などの経費が抑えられているため、保険料を安くする事が可能なのです。
ネット加入タイプの火災保険のメリットをまとめると、
1.火災保険料が安い
2.24時間365日手続きが可能
3.じっくり選べる
になります。
安さが一番の特徴ですが、じっくり選んで比較検討出来ていつでも手続きが可能ということで、忙しい方でも簡単に手続きが出来るのも特徴です。
銀行や不動産会社に勧められてその場で契約しなくてはいけない・・という心配もありません。
火災保険の比較サイトなども利用しつつ、自分が求める補償を考えながら火災保険を選ぶと良いでしょう。
ネット加入タイプの火災保険にはどんなデメリットがあるか?
逆に今度はデメリットについてです。
・自分に必要な保険を知るためにある程度知識が必要
・比較検討に時間がかかる
ネット加入の火災保険はここ数年で様々な保険会社が販売を始めています。そのため以前に比べて補償もしっかりして安い火災保険も多くあり、希望にあう良い保険を見つけやすくなっています。
保険会社のHPもどれも見やすく、火災保険がよく分からないという人でも一から学べるようになっています。
ただ、種類が多くなっている分、自分に合ったものを探す知識がある程度必要なことと、比較検討に時間がかかるというデメリットがあります。
なので、住宅購入で火災保険に加入する場合は、ある程度時間に余裕を持って選ぶ事が大切です。
また、アンケートでは火災保険の切り替えを検討していない人が圧倒的に多かったのですが、火災保険は定期的な見直しで保険料を安くしたり、補償を充実することが出来ます。
一度知識をつければ将来的にも役立つので、ぜひこの機会に学んでみて下さい。