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家族旅行で海外旅行保険を節約できるお勧めの方法

2016.11.08

ご家族で海外旅行へ行く時、海外旅行保険はどうされてますか?
お一人ずつ加入される方もいらっしゃいますが、家族全員分となると料金(保険料)が高額になってしまいます。

でも、家族全員が加入しないと、旅行先で万が一のことがあった時を考えると不安になるでしょう。

そこでお勧めなのが、ファミリープランでの加入です。

保険会社によって多少異なりますが、治療費用や死亡に関しては個別に補償し、携行品損害・個人賠償責任等の補償を家族で共有することによって、保険料を抑えることができます(夫婦や親子等の2人での旅行向けにカップルプランがある保険会社もありますが、被保険者が2人に限定されるだけで、保険料や補償内容はファミリープランを2人で加入するのと変わりません)。

更にインターネットで加入すれば、保険代理店の窓口などで加入するよりも保険料を安く抑えることができます

家族旅行の海外旅行保険は、インターネットでファミリープランに加入するようにすると節約につながることが多いです。

海外旅行保険のファミリープランに加入するには

さて、インターネットでファミリープランに加入する場合にはいくつか条件があります。
各社で多少異なりますが、ここでは代表的なものを紹介します。

条件その① 加入できる家族に範囲がある

ファミリープランでは、被保険者本人(代表的な被保険者)と一緒に加入できる家族の範囲を、以下のように定めています。
・被保険者本人の配偶者
・被保険者または配偶者の同居の親族
・被保険者または配偶者の別居の未婚の子(仕送りを受けている学生さんなど)

生計を共にしていることが条件になる場合もあります。
また、AIG保険会社のファミリープランにインターネットで加入する場合は、被保険者全員が同じ姓であることも条件ですのでご注意ください。

条件その② 旅行行程が同じでないといけない

ファミリープランに加入するには、被保険者全員が同じ旅行行程であることが条件となります。
旅行先で別行動をしたり、帰国日が異なる場合はファミリープランには加入できず、個人で加入する必要があります。

条件その③ 被保険者年齢に制限がある

インターネットで加入できる海外旅行保険では、被保険者の年齢は満69歳以下と定めている場合が多いです。被保険者本人の年齢が69歳以下でも、もし被保険者の家族に70歳以上の方が含まれているとファミリープランに加入することは出来ず、70歳以上の方のみ個別に加入することとなります。

ただ、損保ジャパン日本興亜ジェイアイ傷害火災だけは70歳以上の方でもインターネットでファミリープランに加入できます。
ジェイアイ傷害火災では、70歳以上の方は「保険期間が31日まで・死亡補償が1000万円まで」と制限をつけています。
損保ジャパン日本興亜では70歳以上に関しては特に定めはありませんが、15歳未満の被保険者は死亡補償が1000万円までとしています(三井住友海上でも、15歳未満の被保険者は死亡補償が1000万円までとなっていますね)。

条件その④ 保険金額等

上記で記載した、年齢条件以外に「契約≠被保険者」の場合も、死亡補償が1000万円としている場合が多いです。
また、ファミリープランでは補償内容を自由設計することはできず、保険金額や補償内容があらかじめ定められたプランの選択となります(ジェイアイ傷害火災だけは、補償金額を一部設定できます)。

以上が、主な加入条件です。
そのほかでは保険者全員が告知事項に該当しないことも必須条件です。

ご自分の家族の状況と照らし合わせ、最適な海外旅行保険に加入するといいでしょう。

家族以外でもまとめて加入できるグループプランというのもある

ここまでは家族の範囲が限定されているファミリープランについて説明しましたが、友人や同僚等とも加入ができるグループプランがある保険会社もあります。
ジェイアイ傷害火災とエイチ・エス損害保険では、親族以外でも最大10名まで加入できるグループプランがあります。

ただ、加入者全員が保険金額が同一であること、旅行行程が同じであること等が必要なので、場合によっては個人で加入すると良いでしょう。

海外旅行のお守りとして大切な海外旅行保険。家族旅行の場合は、ぜひファミリープランの活用で料金を節約することを検討されてみてください。


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